<メイド喫茶『すなが』〜お帰りなさいませ、ご主人様〜> 登場人物 ・メイド長 ・メイド 1.妹      2.ツンデレ      3.うさぎ      4.オタ女      5.ドジっ子      6.お姉さま ・男性客A  B  C ・女性客 ・ナレーター 第T幕〜開店準備〜       │<暗い舞台にナレーターの声が入って幕があがる>       │ ナレーター │メイド喫茶『すなが』開店しま〜す。       │ ナレーター │これからメイド喫茶すながはまもなく開店。今日も○○メイド長はメイド       │達を教育します。       │       │<メイド長入場、明かりをつける。メイド達は脇で待機。>       │ メイド長  │あなた達、       │ メイド全員 │はーい。(どす太い声で)       │ メイド長  │違うでしょ。もっと明るく、高めでとりなさい。       │ メイド全員 │はーい。(なるべく、可愛らしく)       │ メイド長  │次はごあいさつの練習をしましょう。おかえりなさいませ、ご主人様。       │ メイド全員 │おかえりなさいませ、ご主人様。       │ メイド長  │うーん、ちょっと違うわね。もっと気持ちを込めて言ってみて。       │ メイド全員 │おかえりなさいませ、ご主人様。       │ メイド長  │はい、よくできました。今日も、精一杯ご主人様にご奉仕しましょう。       │       │<暗転。男性客B・C、女性客入場。>       │ ナレーター │おやおや、ご主人さまがいらっしゃったようです。       │       │<明かりを点ける。> 第U幕〜メイド達のご奉仕〜       │<男性客A入場>       │ メイド長  │○○ちゃん(妹メイド)、ご主人さまよ。       │ 妹     │は〜い。(男性客Aに駆け寄り、腰をつかんで見上げる)       │お帰り、おにいちゃん!       │ 男性客A   │上目づかいがたまんねー。       │ 妹     │おにいちゃん、こっち〜。(男性客Aを席に案内する)       │おにいちゃんの好きなハンバーグでいいよね。       │ 男性客A   │いいよ。       │ 妹     │じゃあ、行ってくるね。(退場)       │ 男性客A   │妹、モエーーーー!       │       │ メイド長  │○○ちゃん(ツンデレメイド)、ご主人様の注文がまだよ。       │       │<ツンデレ入場。男性客B・Cのテーブルに注文を取りに行く。>       │ ツンデレ  │べ、べ、別に注文取りたいわけじゃないんだからね。       │ 男性客B   │ツンデレキター!       │ 男性客C   │モエーーーーー!       │ ツンデレ  │アンタ達の注文なんて、これとこれで十分でしょ。       │ありがとう、なんて言わないんだから。(退場)       │ 男性客B・C │そこがまたモエーーーーー!       │       │ メイド長  │○○ちゃん(うさぎメイド)、お運びして。       │ うさぎ   │みゅん!(飛び跳ねながら入場。男性客Aのテーブルに向かう。)       │お月様からやってきたんだぴょん。       │で、注文の野菜ジュースだけど、おいしそうだから飲んじゃおー。       │ 男性客A   │ハンバーグ注文したんだけど。       │ うさぎ   │こんなにおいしいのに。もう、プンプン!(飛び跳ねながら退場)       │ 男性客A   │うさみみモエーーーー!       │       │ メイド長  │○○ちゃん(オタクメイド)、お嬢様にご注文を。       │       │<オタク入場。女性客のもとへ。>       │ オタク   │お嬢様、ご注文は?…こっこれは、さかもっちの同人誌じゃない!!       │でも、これ絵がビミョーよね。       │ 女性客   │同人作家いっちー先生をバカにしないで。       │       │<オタクと女性客が取っ組み合いを始める。メイド長が仲裁に向かう。>       │ メイド長  │申し訳ありません、お嬢様。(オタクを引っ張っていき退場させる。)       │       │ 男性客B   │すいませーん。       │ メイド長  │○○ちゃん(ドジっ子メイド)、ご主人様がお呼びよ。       │       │<ドジっ子入場。男性客B・Cのテーブルのものをこぼす。>       │ ドジっ子  │す、すいません。すぐにお拭きします。       │       │<ドジっ子拭き始める。しかし、男性客Bを押し倒してしまう。>       │ 客全員   │(指差して)ドジっ子モエーーーーー!       │       │<メイド長がドジっ子のところへ向かう>       │ メイド長  │失礼しました、ご主人様。       │ 男性客B   │いえいえ、萌えましたから。       │       │<メイド長がドジっ子を引っ張っていく>       │ メイド長  │あなた、何してるの。いつもそうなんだから。       │       │<お姉さまメイド入場>       │ お姉さま  │ちょっと待って○○メイド長。そんなに怒っていると肝臓によくないわよ。       │(ドジっ子にむかって)涙を拭いて、かわいい顔が台無しよ。       │ほんとにかわいい、このままお持ち帰りしちゃお。       │(ドジっ子を抱きかかえる)       │(明かりを消す。お姉さまにスポットライト。) 今夜はオールナイトよ!       │(退場)               第V幕〜閉店〜              │<スポットライトを浴びながら、ツンデレが入場>       │ ツンデレ  │べ、べ、別にこんな劇したかったわけじゃないんだから。       │       │<スポットライトも消して、完全に真っ暗に>       │ 全員    │モエーーーーーーーーーーーー!!!       │       │<一同退場>